7月に入って、あちこちの滝を撮り歩いているけど、夏枯れのあたりまえに水量が少なくちょっと意気消沈しているところに前日に豪雨と言われるほどの雨が降った。
そこで、例外なく称名滝にも水は増えるだろうと出かけてみた。

アルペンルート立山駅から3キロ先の桂台料金ゲートから見た悪白の壁
赤い橋は弥陀ヶ原・室堂への道 だけど、一般車両は通行できない。

駐車場 平日とあってか停めてある車は少ない。
それでも第一駐車場は満車だった。
ここから滝までおよそ20分歩くことになる。

坂道を登るのがしんどいからとあきらめては称名滝本体は見ることができない。
左に見えるのは、夏場にはないはずのハンノキ滝(落差500m)
称名滝はヘリコプターの下のV字になってる所。
白くポチンとしか見えない。

息を切らして20分 それでもまだ全容を見せてくれない。

最後のコーナーを曲がってようやく全体が見えた。
この位置から直線でおよそ200m
風向きによってはしぶきがシャワーを浴びるようにすごい。

滝見台へ登る。
地元の夏休みの宿題の絵を書いていた。

滝最上部一段めの滝 これだけでも落差70m 養老の滝の2倍はある。

二段目から三段目 この辺りが一番迫力のある場所
黒部ダムの観光放水より流れの変化があっておもしろい。

そして最下部四段目 ここは岩を伝って滑り落ちるように落下していく。
それでも、滝の迫力はすごい。

撮影も昼を回り単調になってきた。
空を見上げると、雲が覆っている。
ところどころ切れ間ができているから、ひょっとしてひょっとするぞ と、期待感を募らせる。

待つこと2時間 午後3時半 きたーーっ!
まるでスポットライトのように滝壺を照らしてくれた。

光の射し方 しぶきの出方 風向き 刻々と虹の形を変えていく。
一瞬で消えていくこともあれば、しばらくとどまってくれることもある。
でも、それが自然。
隣りで三脚を立てて撮っているひとが足元やサイドの草や枝がジャマになったんだろう。
草を払い樹の枝を折って撮影している。
カメラマンとしては絶対やっちゃいけない行為。
注意したら逆ギレされた。
こういう人がカメラマンはマナーが悪いと宣伝するんだろな。

